ヴィンテージ懐中時計の基礎知識

ヴィンテージの懐中時計を選ぶときに知っておきたい、ケースの種類、巻き上げと時刻合わせの方式、素材、主な機構をまとめたページです。当店の懐中時計は懐中時計の一覧からご覧いただけます(販売済みを含みます)。

ケースの種類

  • オープンフェイス:文字盤を覆う蓋がなく、風防越しにそのまま時刻を読む形です。
  • ハンターケース:文字盤側を金属の蓋で覆う形です。蓋を開けて時刻を読みます。
  • ハーフハンター(デミハンター):蓋の中央に小窓があり、蓋を閉じたまま針の位置が分かる形です。

同じムーブメントでも、オープンフェイスとハンターケースでは竜頭と文字盤の位置関係が異なるものがあります。写真で竜頭と12時の位置を確かめておくと、実際に持ったときの向きが想像しやすくなります。

巻き上げと時刻合わせ

古い懐中時計には、鍵を差し込んで巻き上げや時刻合わせを行う「鍵巻き」のものがあります。19世紀後半からは、竜頭で巻き上げる方式が広く使われるようになりました。

時刻合わせは、竜頭を引いて針を回すものと、文字盤のそばにある小さなレバーを引き出してから竜頭で合わせる「レバーセット」のものがあります。レバーセットは、不用意に針が動かないことを求めた鉄道時計に多い方式です。アメリカの鉄道時計についてはハミルトンのヴィンテージ時計でも触れています。

素材の見分け方

  • 銀無垢は、裏蓋の内側などに「925」「0.800」などの純度の刻印があるのが一般的です。
  • 金無垢は「18K」「0.750」「14K」などの刻印で確かめます。
  • 金張り(ゴールドフィルド)や金メッキは、金無垢とは別のものです。裏蓋の刻印や年数表記を確認してください。

主な機構

国産の懐中時計では、精工舎(現セイコー)のものがあります。例:精工舎 19型 中三針懐中時計 プレシジョン。精工舎についてはセイコーのヴィンテージ時計をご覧ください。

購入前に確認したいこと

  • 蓋(ハンターケースの場合)や裏蓋がしっかり閉まり、ヒンジにガタつきがないか
  • 文字盤の状態(ホーロー文字盤の場合はヘアラインや欠け)、針の状態
  • 竜頭での巻き上げと時刻合わせが引っ掛かりなくできるか
  • ケースの刻印と素材の表記が一致しているか
  • 整備(オーバーホール)の時期

当店で販売する時計には6か月の動作保証(自然故障のみ)をお付けしています。詳しくは保証制度をご覧ください。お手持ちの懐中時計の修理・オーバーホールのご相談も承ります。

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