IWC マーク15 初期ブレスレット / IWC MARK XV Ref.3253 Cal.37524

マーク12と同じ11連ブレスレットに加え、トリチウム夜光を採用したマーク15の初期仕様モデルが入荷しました。

廃盤から18年が経過し、付属品が揃った個体は非常に希少となってきました。

現行モデルとは趣の異なる軍用らしい無骨さを残すポストヴィンテージの名作です。

マーク15はIWCがリシュモン傘下に入る直前の1999年から2006年まで製造された、まさに過渡期のモデルと言えます。

マーク15のブレスレットデザインは3つのバリエーションが存在します。

初期型（当個体です）はマーク12から継承した11連ブレスレットを採用。

小さなコマをひとつずつ成形・研磨した丁寧な作り。

そしてダントツのフィット感が魅力です。

中期型からは夜光がルミノバに変更され、ブレスレットが表面をカーブさせた5連ブレスレット。

後期型では5連ブレスレットがフラットな形状です。

ムーブメントはETA Cal.2892に改良を加えたCal.2892A2をベースに、

IWCがさらにパーツの研磨や部品の改良など細部まで手を加えて製作したIWC Cal.37524を搭載。

磁気の影響を受けやすいコックピット内での使用を想定し、軟鉄製インナーケースでムーヴメントを保護する構造により、40000A/mの耐磁性能を備えているのも大きな特徴です。

2006年に廃盤となったモデルですが、今でも根強い人気を誇ります。