トリプルカレンダー・ムーンフェイズの基礎知識

曜日・月・日付を一つの文字盤で示すトリプルカレンダーと、月の満ち欠けを示すムーンフェイズについて、表示の仕組み、使い方、購入前の確認点をまとめたページです。当店の該当品はトリプルカレンダーの検索結果からご覧いただけます(販売済みを含みます)。

トリプルカレンダーの表示

トリプルカレンダーは、曜日・月・日付の3つを表示する時計です。ヴィンテージでよく見られるのは、曜日と月を12時付近の2つの窓に出し、日付は文字盤の外周に刻んだ1〜31の目盛りを中央の針で指す形です。日付を針で指す方式は「ポインターデイト」と呼ばれ、先端の形や色を変えて他の針と見分けやすくしたものが多くあります。

日付を窓で表示する形や、曜日・月を小さなインダイヤルの針で示す形もあります。

ムーンフェイズの仕組み

ムーンフェイズは、文字盤の小窓に月の絵を描いた円盤をのぞかせ、月の満ち欠けを示す表示です。新月から次の新月までは約29.5日です。一般的な機構では円盤に月を2つ描き、1日に1歯ずつ59歯の歯車を送ることで、29.5日で一巡りさせています。実際の周期とのわずかな差から、およそ2年半で1日分ずれます。

トリプルカレンダーとムーンフェイズを組み合わせたものは「フルカレンダー」とも呼ばれ、1940〜50年代の腕時計に多く見られます。クロノグラフと組み合わせたものもあり、トリプルカレンダー付きのクロノグラフ用ムーブメントとしてはバルジュー Cal.72Cがよく知られています。

使い方と注意

  • 多くのトリプルカレンダーは、30日までの月や2月を自動で判別しません。月末には日付を手で送って合わせます。
  • 日付・曜日・月・月齢は、ケースの側面にある小さなボタン(コレクター)を付属の棒などで押して1つずつ送るものが一般的です。竜頭で日付を送る機構を持つものもあります。
  • 日付が切り替わる夜間の時間帯(おおむね21時〜翌3時ごろ)は、カレンダーの操作を避けてください。歯車がかみ合っている最中に送ると、機構を傷めることがあります。
  • ムーンフェイズは、新聞や暦で満月の日を確かめ、円盤の月が窓の中央に来るように送って合わせます。

当店で扱った例

在庫(2026年10月時点)

販売済み

購入前に確認したいこと

  • 曜日・月・日付・月齢のそれぞれが、コレクターや竜頭で正しく送れるか
  • 日付の切り替わりで、ポインターデイトの針が目盛りに合った位置で止まるか
  • 曜日と月の窓の文字が窓の中央に収まっているか
  • 文字盤の印字(曜日・月の表記や外周の日付目盛り)の状態
  • コレクターボタンの欠品や、押したまま戻らないものがないか
  • 整備(オーバーホール)の時期。カレンダー機構は部品が多く、整備の費用が三針より高くなることがあります

当店で販売する時計には6か月の動作保証(自然故障のみ)をお付けしています。詳しくは保証制度をご覧ください。お手持ちの時計の修理・オーバーホールのご相談も承ります。

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