グランドセイコー 2ndモデル 後期 セルフデーター マットブラック / GRAND SEIKO SELFDATER 2nd MODEL Ref.5722-9990 Cal.5722B

国産最高峰の「グランドセイコー」のセカンドモデルが入荷しました。

大変希少なマットブラック個体で、中々出会える事のないシブい時計です。

文字盤が前期型で、後期型であるGSロゴではなく6時側にGrand Seiko Diashock 35 jewelsと印字されています。

「W SEIKO」刻印のセイコーリューズ付きです。

当時物の未使用クロコ革ベルトに味のある純正尾錠を付けさせて頂き、ベストコンディションでのご提供です。

ケースは細かい小傷が見られますが、痩せが見られず変な手が加わっていないことが分かります。

セカンドモデルが発売されたのはファーストモデルの発売から4年経った1964年です。

ムーブメントはクロノメーター認定を受けたCal.5722Bを搭載しており、「CHRONOMETER」刻印が入ったSEIKO社のフラッグシップモデルです。

ファーストモデルと比較すると、カレンダー機能（早送り機能付き）を搭載、ケース裏蓋を圧入式のスナップバックからねじ込み式のスクリューバックに変更することで、防水性能も50m防水（当時性能）に対応してより実用性が向上しています。

機械式国産時計のひとつの完成形と言えるモデルで、ムーブメントやケース、文字盤などの造りの良さはピークに達し、スイス製品と比較した際に独自性を見て取れる１本です。

以下 余談

海外ファンからグランドセイコーは

「GSはどうしてこのメカニカルな美しいムーブメントを隠してしまうのか？シースルーバックにするべきだ。」と評価されています。

いや・・・正直、この時代にシースルー技術は無理があるし、GSが防水性を求めた結果が云々～・・・と、色々言いたくなりますが それはさておき。

一目で堅牢さが伝わるこの完成度のムーブメントは眺めたくなる気持ちが分かりますよね。

そうでしょう？