パテックフィリップ カラトラバ 日本限定 Ref. 3919SJ / PATEK PHILIPPE Calatoraba JAPAN LIMITED

Ref.3919SJの誕生背景。

本モデル「Ref.3919SJ」は、

1998年に日本市場限定で150本のみ製造された特別仕様。 

ベースとなったのは、パテックフィリップの定番モデル「Ref.3919J」。

その意匠を継承しつつ、

ダイヤルのローマンインデックスをアップライト仕様に変更し、

さらにケース裏蓋をシースルーバックへと改めたことで

限定モデルとしての個性が際立っております。

白の静けさ。

白の静謐を湛えたホワイトダイヤルが広がっております。

そこに配されたアップライトのローマンインデックスは、

平面ではなく立体として時間を語る記号。

針は2針構成、時を刻むはずの秒針をあえて省くことで

時間に対する緊張がほどけ、

流れが緩やかな感情として立ち上がってまいります。

Cal.215と手巻きの所作。

搭載ムーブメントは、

パテック フィリップ製 Caliber 215の手巻き式。

28,800振動／時、43時間パワーリザーブ。

薄型ながら高精度を誇る名機です。

手巻きという工程は、時間に触れる唯一の接点。

そこには、繰り返しの中に潜む精神性と、

使う者との親密な関係性が静かに息づいております。

素材と意匠の語らぬ対話

ケース素材には18Kイエローゴールドが採用され、

直線と曲線が織りなす均衡の造形。

ベゼルには、Ref.3919シリーズの象徴とも言える

ホブネイルパターン（Clous de Paris）が施され、

視覚的な緊張感と品位を両立させております。

裏蓋はシースルーバック仕様、

Cal.215の鼓動を視覚的に味わえる設計でございます。

数の少なさが生む親密性。

日本市場限定150本という極めて少数の製造数により、

市場においても語られることの少ないモデル。 

極端な華やかさよりも、

静けさを選ぶ方のための時計と言えるでしょう。

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