エニカ シェルパグラフ「マーク1C」 ジム・クラーク モデル / ENICAR Sherpa Graph 'Mk Ic" jim clark Cal.Valjoux72

1854年に創業した、土星のマークがブランドシンボルの「ENICAR / エニカ」のヴィンテージクロノグラフ「SHERPA GRAPH／シェルパグラフ」が入荷しました。

1960年代に活躍した伝説のF1世界チャンピオン、「Jim Clark（ジム・クラーク）」が愛用したことから、ジムクラークモデルと呼ばれています。

元空挺部隊の将校であり、ロールスロイスの見習いエンジニアであった彼は 19 歳のときに3リッターベントレーでレースを始めました。 

1960年～69年まで製造され、文字盤はさまざまなバリエーションが存在しますが 本商品は1963年に登場した通称「Mk1c／マーク１C」と呼ばれる個体です。

シェルパ グラフのバージョンを識別する方法の 1 つは、内側のタキメーター ベゼルにある TACHYMETER BASE 1000 です。

Mk1aのバージョンでは、「TACHYMETER BASE 1000」と表記、

Mk1bでは無表記（空欄です）、Mk1c以降は「TACHYMETER」と表記されています。

本商品はMk1cでございます。

ケースは スーパーコンプレッサーで有名な EPSA (Ervin Piquerez SA) 社によって製造されており、裏蓋には四つ葉のクローバーがあしらわれています。

リューズには、スーパー コンプレッサー ダイバーズウォッチに見られる有名なクロスハッチの彫刻が施されています。

マーク１～３は当個体のような初期のグラフシリーズに見られる、エニカ特有のパドルハンズが採用されており、マーク４はペンシルハンズが採用されています。

当個体に搭載されているバルジュー72クロノグラフムーブメントは、クロノグラフの中でも、最高品質の出来映えを持ったムーブメントと言われており、時計コレクターの間で高い評価を受けています。

３～４年に１度のメンテナンスさえしていれば生涯使っていける優秀なムーブメントであり、現在でもムーブメントだけでも30～40万円で取引されている大変貴重なムーブメントです。

グレーのダイヤルに、パティーナ調ヤケ感が抜群のインダイヤルが配された落ち着いたフェイスデザインに、ボックス型のインデックスや夜光、長方形のパドルスタイルの針など非常に個性的な特徴を備えています。

ヴィンテージ感の良いヤケ感のある文字盤がエキゾチックな雰囲気を醸し出しており、温かみのある装いを叶えてくれるでしょう。