ハーレム (レオニダス・ホイヤー製) ヴィンテージ クロノグラフ 2reg / HARLEM (HEUER) Vintage chronograph 2reg
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¥188,000 - 定価
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¥188,000
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REFERENCE:
SERIAL:
MOV:手巻き
- CAL:Valjoux 7733
YEAR:1960年代
- MATERIAL:SS
CASE SIZE:37㎜
BAND SIZE:㎝
- 付属品:
オーバーホール済み
- ITEM NO.10046
HEUER-LEONIDAS製の2レジスタクロノグラフです。
50年以上前の個体とは思えない良コンディションです。
ネイビーカラーの文字盤にオレンジカラーのクロノハンドがアクセントとなり、アンティーク感と上品な雰囲気を高めています。
コレクターズピースとしても、日常使いとして他人と被らない個性を発揮するにも非常に優秀な一本と言えます。
1930~60年代にかけては、スイスの時計メーカーが販売先(各国の市場)や想定する購入層ごとに複数のブランドを持つことは少なくありませんでした。
HARLEMというブランド名はHEUER-LEONIDASが他国へ向けて販売する為に持ったブランドの一つでしょう。
アメリカ市場向けのブランドが良く知られていますが、例えば ロンジンはウィットナー、ブライトリングはワックマン、ジャガー・ルクルトはルクルトというブランドを持って、アメリカ市場での販路を拡大しました。
ホイヤー社とレオニダス社は合併する以前から関係が深く、HEUER-LEONIDASというダブルネームの時計は1940年代の末から作成されていました。
実は当時、HEUERのクロノグラフはLEONIDAS社が作っていたのです。
レオニダスはクロノグラフの名門で、高級や中級クロノにはバルジューを、普及用にはカム式ランデロンを用いました。
レオニダスのアンティークウォッチを見ると、クロノグラフやトリプルカレンダー・クロノグラフ、トリプルカレンダー・ムーンフェイズが中心で、1930年代から'60年代頃の期間に集中しています。
レオニダスの創業は1841年で、1964年にホイヤー(後のタグ・ホイヤー)と合併し「ホイヤー・レオニダスSA」に社名変更しています。
裏蓋に刻まれたHEUER-LEONIDAS S.A.の刻印から確かな歴史を感じられます。
この年代の時計の多くは バルジュー社、ヴィーナス社、ランデロン社 等と言った舶来ムーブメントであること、絶妙なサイズ感により貴重なコレクターズアイテムとなっています。
ムーブメントはバルジュー社で初めてのカム式クロノグラフになった「Cal.7733」を搭載しています。
バルジュー7733は、ツーレジスタクロノグラフの手巻きムーブメントであり、1966年~1973年にかけて生産されました。
高価なコラムホイール式クロノグラフの代用品として20世紀半ばに誕生し、クロノグラフが一般の手にわたるきっかけとなりました。
また、バルジュー7730はのちにブライトリング、IWC、パネライなどのメーカーがカスタマイズ・リブランディングして販売したムーブメントの基礎ともなっています。
現在でもすべての企業がゼロから時計を組み立てているわけではなく、大手高級ブランド(タグホイヤー、ウブロなど)はETA社のムーブメントや様々な外注部品を使用しています。