ジャンピングアワー・機械式デジタル時計の基礎知識
針を使わず、窓に出る数字で時刻を示すヴィンテージ腕時計(ジャンピングアワー、機械式デジタル)について、仕組み、主な種類、ムーブメントと購入前の確認点をまとめたページです。当店の在庫はジャンピングアワーの検索結果からもご覧いただけます(販売済みを含みます)。
ジャンピングアワーとは
文字盤の窓に「時」の数字を表示し、毎正時にその数字が一瞬で次の数字へ切り替わる表示です。時の数字が跳ぶように変わることから、ジャンピングアワー(ジャンプアワー)と呼ばれます。分は別の窓の数字や、通常の針・目盛りで示します。
主な表示の種類
- 窓表示(時・分):時と分をそれぞれ窓の数字で読む形です。分の窓の数字はゆっくり送られ、時の数字は正時に切り替わります。例:エニカ アナデジ ジャンピングアワー(手巻き、28mm)、アーバン ロカルノ(手巻き、28mm)
- 日付つきの窓表示:時・分の窓に日付の窓を加えた形です。例:メンター ジャンピングアワー TVウォッチ(手巻き、38mm)
- ディスク式(ディレクタイム/ディレクトリード):時・分・秒を示す回転ディスクを横に並べ、指標や窓で数字を読む形です。例:リチャード ディレクタイム(自動巻き、33mm)。販売済みの例:ホガ ディレクタイム Ref.9038
- 針との組み合わせ:時だけを窓で示し、分や秒は針で示す形です。販売済みの例:マーヴィン レギュレーター ジャンピングアワー、フェロー ジャンピングアワー(窓の数字にオレンジ色の秒針)
1970年代に多い理由
1970年代には、数字で時刻を示すデジタル表示が新しさの象徴とされ、機械式のまま数字表示を取り入れた時計が多くのメーカーから作られました。ケースもトノー型やTV型など、この時代らしい形のものが多くあります。
主なムーブメント
- ピンレバー式の手巻き:軸受けの石の代わりに鋼のピンを使う、安価な時計向けの方式です。バウムガルトナー(BFG)Cal.866・896や、エボーシュ・ベトラッハ(EB)Cal.8491・8800などが、ディスク表示の時計に多く使われました。
- A.シルト(AS)系:手巻きのCal.1700系や、自動巻きのCal.2063などをベースにしたものがあります。ホガやフェローの時計に例があります。
- 各社の自社キャリバー:エニカのCal.236など、メーカー独自のムーブメントを搭載したものもあります。
購入前に確認したいこと
- 正時に時の数字が切り替わるか。切り替わりの時刻が分の表示とずれていないか
- 数字が窓の中央に収まって表示されるか
- ディスクの印刷のかすれや退色
- 日付つきの場合、日付が0時前後に切り替わるか
- ピンレバー式は整備できる部品が限られることがあるため、整備(オーバーホール)の時期と状態
当店で販売する時計には6か月の動作保証(自然故障のみ)をお付けしています。詳しくは保証制度をご覧ください。お手持ちの時計の修理・オーバーホールのご相談も承ります。
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