ローマー パサデナ 733 / ROAMER PASADENA 733 Ref.733. 9120. 608 Cal.Valjoux 7733

革ベルト・NATOベルトを選択可能です。

ご注文の際、特記事項欄にて「革ベルト希望」又は「NATOベルト希望」とご記入くださいませ。

1970年代初頭に生まれたパサデナ733は、Roamer / ローマー が特許を取得した防水性 (400 フィート) の迫力があるクッションケースを使用した、ローマー社が製造した中では最終モデルのクロノグラフです。

アップライトの"R"ロゴや、全体的に黒と赤を基調としたデザインが実に"ローマーらしい"逸品です。

現在の時計には見られない独特なフェイスデザインがエキゾチックな雰囲気を醸し出しており、他人と被ることのない個性を発揮できるでしょう。

Roamer / ローマー社 は、1888年にフリッツ・メイヤー（Fritz Meyer）によってスイスに創設された創業100年以上の歴史を持つ老舗ブランドです。

過去には自社一貫生産ムーブメントを製造した事もありました。

現在はETAムーブメントを使用し、シンプルで洗練された伝統的なスイスのデザインを守り続ける数少ないメーカーです。

この年代の時計の多くは バルジュー社、ヴィーナス社、ランデロン社 等と言った舶来ムーブメント、絶妙なサイズ感により、貴重なコレクターズアイテムとなっています。

当個体に搭載されているバルジュー7730後期機であるバルジュー7733は、ツーレジスタクロノグラフの手巻きムーブメントであり、1966年～1973年にかけて生産されました。

高価なコラムホイール式クロノグラフの代用品として20世紀半ばに誕生し、クロノグラフが一般の手にわたるきっかけとなりました。

また、バルジュー7730はのちにブライトリング、IWC、パネライなどのメーカーがカスタマイズ・リブランディングして販売したムーブメントの基礎ともなっています。

現在でもすべての企業がゼロから時計を組み立てているわけではなく、大手高級ブランド（タグホイヤー、ウブロなど）はETA社のムーブメントや様々な外注部品を使用しています。