ヒルトン クロスヘア・ミラーダイヤル / HILTON Divers style 1950's
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REFERENCE:─
SERIAL:─
MOV:手巻き
- CAL:不明
YEAR:About 1950's
- MATERIAL:SS
CASE SIZE:32㎜
BAND SIZE:─㎝
- 付属品:当店オリジナルBOX
オーバーホール済み
- ITEM NO.10302
─ 時計業界の問題児 ─
Hiltonは時計製造よりも
販売戦略に特化したマーケティング会社。
1950年代ニューヨークに拠点を置いたHilton Watch Companyは、
時計製造の実態を持たぬまま“Swiss Made”の表記を掲げ、
スイス製ムーブメントと香港製ケースを組み合わせた
いわゆる混成モデルを流通させていました。
「25石ムーブメントと謳いながら実際は17石しか機能していない」
「“Swiss Made”の表記があるものの、
ケースバックに「G.T. Co. Hong Kong」の刻印」など
様々な誇張された広告表記の数々。
1960年代初頭に米連邦取引委員会からの指摘を受けるほど
時計製造の曖昧さが問題視されたその姿は、
まさに時計業界の問題児。
だからこそ、その“問題性”が、
語られるべき個性の源泉でもあります。
1950年代時計史の異端「Hilton」が遺した強烈な個性。
幾何学的なクロスヘアと艶やかな黒が交差するダイヤル。
回転しないベゼルが物語る、愛すべき“演出”の美学。
製造から70年の時を経て愉しむ不完全ゆえの愛嬌。
愛好家の心を捉えるヴィンテージの本質を体現する異色。
─ 演出とデザインの混在 ─
当個体に見られるクロスヘア・ミラーダイヤルは、
視認性と幾何学的美の融合。
一方でダイバースタイルのベゼルインデックスは、
実用性を装いながらも、Hilton流の“演出”に過ぎず、
回転しません。
なんの意味もありません。
この"やる気のなさ"の混在こそが、Hiltonの魅力であり、
ジャンルの境界を曖昧にする挑戦でした。
─ 語り継がれる異端 ─
Hiltonはやがて市場から姿を消し、
ブランドとしての命脈も絶たれます。
しかしその時計たちは、
当時廉価でありながら個性を宿す“語りの種”として、
今なお一部のコレクターの心を掴んで離しません。
製造から約70年経った今という時代だからこそ、
"それは完璧ではないが、語りたくなる”という
ヴィンテージ時計の本質の一辺を担っているのかもしれません。
在庫取り置きの表示がロードできない
完全予約制・1組貸切/ウェルカムドリンクをご用意してお待ちしております

















